細い細い、今にも折れてしまいそうな程に細い月が、その僅かな光を室内に漏らす。

 時刻は零時をとうに過ぎた一時半。

 ゴトリ、と何かが床に落ちる音が、静かな室内にやけに大きく響いた。

 途端、男の小さな呻き声が聞こえたかと思うと直ぐに、激しい咳が響き始めた。

 男は生理的な涙を視界に滲ませながらも手を右往左往させ、先程床に落としたものを探し始めた。

 その合間にも咳は止むことなく、男は苦痛に胸を鷲掴んだ。

 間もなくして彷徨わせていた指にコツリと何かが当たり、すぐさま手に取り蓋を開けた。

 中には砂糖のような真白の粉。

 男はそれを少量掌に取り出し、一気に口の中に流し込んだ。

 途端広がる苦みに眉根を寄せつつも、机の上に腕を伸ばしてグラスを掴み、並々と注がれた水を大きく揺らす。

 少し零れてしまったが、今はそんなことを気にしていられる余裕は最早皆無であった。

 水と共に粉を体内に流し込むとやがて、男の咳は治まって行く。

 それに安堵したのか否か、男は静かにその翡翠の双眸を瞼の後ろに隠すようにして瞑目した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誓約の未来

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時はユニウス歴1547年。

 ある一つの大陸には、凡そ北と南に分かれ二つの国が存在していた。

 北にザルフ国、南にアルジェルト国。

 千年以上も昔から、ここユニウス大陸では戦乱が繰り返されてきた。

 その度に国が国を吸収し、そして更にそれを繰り返して今に至るのだ。

 そうして漸く戦乱が収まったかと思われたが、それは上辺だけのこと。

 二つの国はそれぞれ大きな軍事力を持っている。

 それを正面からぶつけようものなら、どちらも大きな損害になり得るだろう。

 両国は第一にそれを避けたい。

 否、正確にはザルフ国のみだ。

 噂によればアルジェルト国は、平気で国民から兵を徴収する。税も考えられないほどに大量に取られているらしい。

 それは何よりも、国民たちの生活が示していた。

 だからこそザルフ国現国王は、この世界を変えたかった。

 変えて、永遠の平和が訪れるならばと、常に願う国王は国民の唯一の象徴であった。

 そうして立ち上がった彼は、幾度も話をアルジェルト国に持ち掛けた。

 だがまた幾度も断られ、国王は頭を抱えた。

 そこで思い付いたのは唯一つ。

 アルジェルトとザルフ両国の王族の実質的な婚礼の儀。

 しかしすぐに断られると思っていたそれは、驚くほど簡単に了承されてしまった。

 そうして何の滞りもなく婚礼の儀が済まされた、夜。

 一つの部屋の扉が静かにそっと開かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ギィ・・・、と部屋と同様に大き過ぎる扉が音を立てて開かれた。

 昼間に執り行われた婚礼の儀と宴の後、ずっとこの部屋に籠っていた女は徐にそちらに目を向けた。

 それに気付いたのか、今部屋に足を踏み入れたばかりの男は、後ろ手に扉を閉めつつ口を開いた。

 「・・・まだ、起きていたのか?」

 それに何の逡巡も抱かず、女は答える。

 「ええ。まさか正妻になったばかりの女を放っておくほど、愚かではないでしょう?」

 そう、彼女はこの国ザルフ国の正妻だ。

 何故今まで敵国だった国の姫君が正妻になれたのかと言えば、それはただ今までザルフ国王に妻がなく、これが唯一の婚儀だと

自ら語ったからだった。だが、どうせなら正妻に・・・と望んだのは他でもないアルジェルト国王であったが。

 「大した口の聞き方だな。随分と腹が据わっている」

 嘲笑交じりにそう言えば、女はふいに目線を外して手元のシーツを握った。

 「よく、言われます」

 その言葉を合図とするかのように、男は寝台に座る女をそっと押し倒した。

 そうして唇を落とそうとしたのに、女の掌によってそれを止められてしまった男は、僅かに眉根を寄せた。

 「・・・何の真似だ?」

 それを顔色一つ変えず答えたのは、言わずもがな女であった。

 「唇だけは、ご勘弁を」

 そう言った女の紫水晶のような瞳を、男は目を細めて見据えた。

 「恋い慕う男がいたか?」

 詮索する眼差しに、女はいいえと一つ頭を振った。

 「これはぼ・・・私の、誓約です」

 何かを言い直したような物言いに、しかし男は口端を歪めるだけに留まった。

 「いいだろう。だがしかしその誓約、いつまで守ることができるかな?」

 にやりと笑んだその表情から、女は自国の噂を脳裏に甦らせた。

 ザルフの国王は冷酷で、国民をなんとも思わない氷の悪魔だ。

 それが、アルジェルトの国民を奮い立たせる唯一の言葉であった。

 その言葉に、女は今納得した。

 氷の悪魔。それがこの男の二つ名であると。

 だからこそ女は不思議でならなかった。

 まるで壊れ物を扱うかのように触れてくる掌も。

 氷などあっという間に溶けてしまいそうな程に、奥底から生まれる熱も。

 そして何より、男の吐息も。

 女はただ瞳を揺らした。

 何故こんなにも、暖かいのだろうかと。

 「名は?」

 そして短く問われたそれに、既に聞いているはずなのに何故と首を傾げる暇など与えられるはずもなく。

 「キラ、と」

 素直に紡がれた答えに、男は静かにその翡翠の双眸を細めた。

 「アスランだ」

 それが、ザルフ国王アスランと、アルジェルト国第二王女キラとの出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうなさるおつもりですか?」

 突然そう問われたのは朝、アスランが職務の為に起き上がろうとした直後であった。

 その声に僅かに肩を揺らし、彼は徐に振り返った。

 「どう、とは?」

 キラはそれに鈍く痛む腰に顔を顰めながらも起き上がって真っ直ぐアスランを見据えた。

 「貴方は大陸を一つになさったも同然。でもまだアルジェルトは健在です。貴方は一体、これからどうなさるおつもりなのですか?」

 真っ直ぐに問うてくるキラに、アスランは顔色一つ変えずに答えた。

 「だからこそこれから、アルジェルトに行くんだ」

 その答えに首を傾げ、キラは不思議そうにアスランを見つめた。

 「お前は最早人質だ。あちらもそうそう手は出せないはずだ」

 それがどういうことなのか、わからないほど愚かではない。

 「ぼ・・・いえ、私を人質と考えるのならば、それは無駄です」

 またしても言いなおそうとしたその言葉に、アスランは内心で女の一人称を悟った。

 「俺の前なら、一人称など自由でいい。それよりも無駄とは、一体どういうことだ?」

 前者の気遣いに驚きに目を見開いたがすぐに、キラは真剣な眼差しを彼に向けた。

 「そもそもアルジェルトには多くの王族がいます。その中で僕は、たまたま第二王女だっただけ。代わりはいくらでもいます。僕を

人質と考えるのは、止めた方がいいかと」

 アスランはその言葉に口を開くことなく、しばらくキラの紫水晶を探るように見つめていた。

 「・・・・・何故、俺にそんなことを言う?」

 やがて紡ぎだされた声は、疑問だった。

 何故自分の故郷のことをなんの躊躇いもなく伝えるのかと。

 だがその疑問も、すぐに納得に代わる。

 「そんなこと、調べればすぐにわかります。ただ、時間の無駄だと思っただけ」

 簡潔すぎるその答えに失笑したアスランは、そうかとだけ言って立ち上がった。

 「別にいいさ。この世界が平和になるならば、それで」

 そう言い残し、アスランは部屋を後にした。

 ただ一つ、キラに大きな疑問を残して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キラはただ、考える。

 何故あの男は噂を違え平和を追い求めているのか。

 「噂は、噂」

 そして出した答えは、噂は噂でしかないということ。

 「・・・お父様」

 キラはただポツリと、父の名を紡いだ。

 それと同時に、自分に課せられた仕事を思い出す。

 『ザルフ国王には血縁者は最早いない。だからこそお前が血縁者を作り出し、それに王位を継がせるのだ』

 その言葉は言外に、用がなくなれば国王を殺せと言っていて。

 驚くほど優しく初めてを奪われた自分に、そんなことができるのかと、キラはただ不安に全身を震わせた。

 そうしてやがてそれが納まる頃には、一体どこから取り出したのか、短剣が握られていた。

 覚悟を決めるかのように。

 自分に課した誓約を、確かめるかのように。

 口付けは、愛し合う者同士の儀式だ。

 もとよりキラは、敵国の国王を愛すつもりなどこれっぽっちもなかった。

 だがしかし、婚礼の儀で初めて見た国王の、翡翠の双眸も藍色の髪も秀麗な顔立ちも立ち居振る舞いも身体の奥に響くような声も全て、

キラの心を揺さぶるには十分なものだった。

 だからこそ、自分の心が少しでも揺れないように、キラは自分に誓約をかけた。

 揺らがないように。崩れないように。

 それは固く固く、今もキラの心に鍵をかける。

 まるで自分を押し隠すかのように、それは今も固く守られ続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれからどれほど経っただろうか。

 キラもこの城の暮らしに慣れてきた頃、しかし最近はほとんど姿を見せなくなったアスランに少なからず不安を抱いていた。

 あれから一度たりとも抱かれていない。

 キラはいつの間にか彼を探すように毎日場内を歩き回っていた。

 そんな折、見つけた薔薇の庭園にキラは足を止めた。

 何故ならそこに、探し求めた彼がいたから。

 「・・・アスラン、様」

 とってつけたような敬称に、アスランは静かに振り返った。

 「何か、用か?用なら近くの侍女に・・・」

 言葉を続けるより先に、キラは彼に飛びついた。

 自分でも驚いている。

 勿論アスランも驚いているようで、不自然に彷徨う両手を躊躇いがちに彼女の背中にまわした。

 「・・・・・何の、真似だ?」

 以前にも紡がれた記憶のあるその言葉に、キラは小さく笑みを零した。

 「いいえ。ただ、寂しかっただけです」

 それは真実。

 当り前だ。故郷を離れ、だれも連れずに一人で過ごしているのだ。

 この国の侍女とも仲良くなってはいるが、それでも心細いのは隠せない。

 しかしそれを打算と受け取ったのか、アスランは眉根をきつく寄せてキラを引き離した。

 「・・・もう一度問う。何の真似だ?」

 今度は底冷えするような低い声音で、キラはそれに肩を震わせた。

 だが気丈にも真っ直ぐ顔を上げ、アスランを見据えて見せた。

 「その言葉、そっくりそのままお返しいたします。貴方は一体何の為に僕を嫁がせたのですか?」

 それが示す意味を、アスランは一瞬で悟った。

 「・・・・・それが貴様の、否、アルジェルトの・・・策略か?」

 漸く納得した。そうだ、何故あの時に気付かなかったのだと、アスランは舌打ちした。

 「確かに俺には、血縁者はいない。だが、多くの信頼できる優秀な部下が、いる。俺がいなくとも、上手くやってみせるさ」

 にやりと冷笑を浮かべ、アスランは歩き出した。

 しかしそれが、直ぐに傾いだ。

 キラは慌てて駆け寄り支えようとして気付いた。

 ああ、どうして今まで気付かなかったのだろうかと。

 「アスラン様っ!?」

 まるで死人のように青白い肌と、明らかに異常な呼吸音。

 何故、気付けなかったのだろう。彼の無情なまでに高いプライドに。

 ただの風邪ではないそれに、キラはただ必死に人を呼ぶ。

 どうしてだろう。この人が死ぬのを、許せない自分がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 急激に浮上する意識に、アスランは徐に眼を開けた。

 辺りは真暗闇。それでも自分以外の温もりを左手に感じ、アスランはそちらに目をやって瞠目した。

 「・・・・・キラ・・・」

 アスランの掌を握りしめたまま安らかな寝息をたてているのは、一月程前に正妻にしたばかりの女であった。

 あれから何度もアルジェルトに出向き、様々な友好政策を用いたが、全て却下された。

 キラの名を出しても眉根一つ動かさぬまま、あの娘がどうなろうと知ったことではないと言われた。

 勿論使者を使ってだが、それにしても一体、どうすれば良いのだろうか。

 最早戦争でしか、平和は訪れないのだろうか。

 否、このまま冷戦状態を続けた方が平和なのかもしれない。

 だがそれでも、いつ何が起こるのか予想できないのだ。

 身動きが取れない以上、いっそ動いてしまった方が良いのではなかろうか。

 そう思い至るが、それは自分の病が許さなかった。

 自身の身体が病に侵されていることは、気づいていた。

 知っているのは自分と、医者一人だけ。

 薬をもらったが、進行を遅くするだけだ。

 最早時間など、一年も残されていない。

 だからこそアスランは、平和に急ぐ。

 最早キラの言ったとおり、子供を作り、その子供に政権を委ねるしかないのだろうか。

 だがアスランは、自らの子供にまでこの苦しみを押しつけようとはどうしても思えなかった。

 平和が欲しいと願ったのは、一体何年前だっただろうか。

 それでも、いくら願っても叶いはしなかったそれに、何度苦難の涙を呑んだことか。

 だがしかし諦めなかったのは、後世の者たちの為。

 自分がいなくなり、国民が苦しむのを避けるため。

 最早アスランには血縁者を残すしか、国民を守る術を持たなかった。

 どんなに苦しくなろうとも、そうすることでしか国民を守ることが出来ない自分に、アスランは掌を握りしめて固い拳を作った。

 知らぬ間に左手にも力が入ってしまったようで、痛みに起こされたキラは小さくアスランの名を呼んだ。

 「・・・すまないッ」

 だが急激に遅い来る胸の苦しさに、アスランは何度も咳きこんだ。

 それに驚いたキラは、横向きになったアスランの背中をさすった。

 「ゴホッ・・・俺の、つく、えの・・・引き出しの中に、薬が・・・」

 咳の合間に示されたそれに、キラは慌ててアスランの机に向かった。

 キラはアスランの机に着くなり、一番上の引出しを開けた。

 大事なものであるならば、直ぐ近く、一番取り易い位置にあるのが道理だ。

 キラは薬と思われる瓶を片手に、机に置いてある逆さまにしてあるグラスを上に向けて近くに置いてあった水瓶からそれに水を注いだ。

 そうして早足でアスランの所まで戻るが、アスランは先程よりも咳を悪化させ、口元に手を当てたまま固まっていた。

 「アスラン様、薬です。早・・・く・・・・・」

 しかしその声は、尻すぼみに消えてゆく。

 何故なら無理やりアスランの口元から引き剥がした掌には、べっとりと紅い液体が塗られていたから。

 慌てて彼の口元を見れば、その口元は常よりも明らかに紅く、未だにその口端から紅い液体を零していた。

 キラはその様に全身を震わすも、薬瓶の蓋を開けて中から自らの掌に粉を取り出した。

 そしてそれを一気に口の中に入れ、次いで水を流し込む。

 だがそれは飲み込まず、未だ咳を止ませないアスランの口元に自らの唇を押しつけ、それを流し込んだ。

 そしてその口付けが終わったのは、アスランがコクリとそれを飲み下してからだった。

 やがて止んで行く咳に、アスランは自らの口元を汚す血液を手の甲で拭い、荒くなった息を整える。

 「・・・誓約は、どうしたんだ?」

 その声に、いつの間にか俯いていたキラは顔を上げ、アスランの表情とは裏腹に微笑んで見せた。

 「今のはただの、応急措置です。誓約など関係ありません」

 いっそ清々しいまでの返答に、アスランは今までの苦しさを忘れ失笑を零した。

 「ならばこれも、応急措置となるのか?」

 そう言うが早く、アスランはキラの後頭部に掌をやり、唇を近づけさせた。

 「っん!?」

 漏れた声音は、女のそれ。

 見開かれた紫水晶には、青白い肌とそれに影を作る長い睫が映った。

 その美しさに思わず見とれ、体中の力が抜けたその瞬間を狙ったかのように、キラの口内に何か生暖かく柔らかいものが侵入してくる。

 途端、広がる鉄生臭い味。

 それが先程アスランが吐いた血だと気付いた頃には、キラの息は上がっていた。

 最早息が続かない、とアスランの胸板あたりを力一杯押せば、以外にもすんなりと唇を解放してくれたアスランに、キラはいつの間にか

潤んだ瞳を向けた。

 「呼吸困難の、応急措置だ」

 そんなキラににやりと笑って見えたアスランは、得意げにそう言ってのけた。一体、どういう神経をしているんだと、キラは心内だけで

毒づいた。

 そしてまた、重なる身体。

 それから、凡そ十月が経過した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 城の一角に響き渡る赤子の泣き声に、誰もが歓喜した。

 これでザルフ国の未来は守られたも同然。

 勿論それは、アスランも同じだ。

 あの後妊娠の発覚したキラは、凡そ十か月赤子を腹に宿していた。

 そして今この時、その赤子がこの世に誕生したのだ。

 なんという、奇跡。なんという、神秘。

 城内の者も、国民たちも、皆新しき未来の担い手の誕生を心より喜ぶ。

 勿論それは隣国、アルジェルト国の民も同じで、唯一悔しげに顔を歪ませたのはアルジェルト国王唯一人であった。

 そう。アスランはこの十ヶ月でアルジェルト国を完全に自らの手中に落としたのだ。

 今までの国民の扱いを見れば、本当なら処刑されてもおかしくはない。

 それを、王族の者全ての身分剥奪で済ませたのは、アスランの性格だろう。

 氷の悪魔と呼んでいたアルジェルトの国民たちは、その在りように安堵と安寧の日々を本当の夢とし、今はアスランを国王と慕い

日々各々の生活を営んでいる。

 ではキラの身分はどうなったのかというと、勿論キラのそれも白紙となって、今はただの国民となっている。

 そう、アスランは民を平等に据えようとしているのだ。それが新の、アスランの政策である。

 そうしてまた時は流れ、三ヶ月後。

 ザルフ国王は愛妻とその息子に看取られ息を引き取った。

 全ての権限を妻に。そして王子が成人した暁にはそれを王位に継がせよ。

 それが国王の遺した遺言であった。

 

 

 

 時はユニウス歴1548年。

 ここユニウス大陸は平和を手に入れた。

 そうして後世に名を残したアスランは、全ての国民の絶大なる象徴となった。

 その陰に確かなる愛が存在したことを、国民たちはその後何年経っても語り続けてきたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

すみません。久々過ぎてぐっだぐだです。

一応、私がHP活動を始めてからの二周年記念ということで。

一日遅れですがね。

ていうか何故このネタで、短編をやってしまったのか。

本来なら長編でやるとこなのに。

意味不明なもので、ホントすみませんorz








Illust by 13-Thirteen

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